地域にも職場にも居場所を

谷野 知美

営業統括部 代理 / 2002年入庫

Career Path
2002年
A支店 配属
2005年
育児休業取得
2006年
B支店 復職・異動
2008年
C支店 異動
2011年
育児休業取得
2012年
D支店 復職・異動
2013年
営業統括部 異動
2017年
代理へ昇格

私が普段行っている業務は、個人のお客様に向けた投資信託・保険・国債などの資産運用のご提案です。加えて、資産運用セミナーや子供向けの「お金の参観日」などを主催し、お金に関する知識を地域に向けて発信する活動も行っております。

また私は職員への研修も担当しているのですが、そこでは「居場所」をつくることを大切にしています。金融業は専門的な知識が必要なので、若手職員は不安を抱えてしまうことが多くあります。知識がないから不安になる、不安だからお客様にも積極的に提案ができない。そういう職員を目にすることがありました。女性職員に多かったと思います。

しかし、きちんと庫内の研修を充実させ知識を増やすことで、案外女性のほうがパワフルに活躍している様子もたくさん見てきました。職員のみなさんが活き活きと働いているのを見ると、「居場所をつくれたかな」と思えて嬉しくなりますね。

STORY

仕事の先には誰かの人生がある

私が融資の担当をしていた頃に、教育ローンを希望されるお客様がいらっしゃったことがありました。その方はシングルマザーで、お子様の学費のために融資が必要とのこと。信用面では問題のないお客様だったのですが、なかなか審査を通ることができないとおっしゃっていました。

当時は今よりも女性に対する審査が厳しく、性別によって融資の判断が分かれることもあったのです。私はすぐさま上司であった女性支店長に相談しました。私自身も妊娠8ヶ月というタイミングで身体的にも大変でしたが、どうにかお客様のご希望を叶えたい一心でした。最終的には上司の助けもあり、粘り強く交渉を続けて融資に結びつけることができました。

すると後日、そのお客様のお子様が花束を持って、一人で私のところまでお礼を言いにきてくれたのです。感謝されたことに嬉しさを感じるとともに、「そうか、私はこの子の将来をかけた仕事をしていたんだな」と思いました。自分が仕事で扱っていたのはただの書類ではなく、誰かの人生だったということを実感したのです。

目の前のお客様や書類だけを見るのではなく、その先にいる大切な人の存在やお客様の想いがあることを想像する。この考え方は今でも仕事の中で大事にしています。

プライベートの過ごし方

休日は息子のバスケットボールの練習試合を家族で一緒に見に行ったり、ドライブをしたり。最近では子供達と一緒にアスレチック場に行って、私も本気になって遊んでしまいました。

MESSAGE

不安もあり大変だと思いますが、就活の経験ひとつひとつが全て糧になります。誰かになろうとせず自分の味を大切にして、目の前の挑戦を楽しんでください。就活も仕事も人生も「一期一笑」。笑顔でいることで、いろんなことがうまくいくと思います。