金融機関の店舗というと、まずイメージされるのが窓口のテラーだと思います。しかし、地域金融機関として「お客さまの夢の実現をお手伝いする」ためには、このほかにもいろいろなスタッフが必要です。では、〈しののめ信金〉にはどんなビジネスフィールドがあるのか、紹介していくことにしましょう。
営業店では大きく二つの担当に分かれて仕事を行っています。
エリア担当
主に渉外業務を行います。
アクティブユニットという3~4人のチームで活動しています。
※アクティブユニットとは若手~中堅の職員で構成される3~4名のグループ(ユニット)です。日常的な行動や管理はユニット内で行い、若手職員はリーダーにいつでも相談できます。アクティブユニットは、お互いに学び合い、教え合い、高め合う、「人材育成」を一番の目的にしています。
担当エリアの個人・法人のお客さまを訪問し、預金や融資の提案に加え、保険商品や投資信託等の提案を行います。お客さま一人ひとりに最適なご提案をするためには、金融商品の知識はもちろん、お客さまを知ることが何よりも大切です。お客さまとの会話の中からニーズを汲み取り、私たちにできることを考え、行動する。その積み重ねこそが、信頼の源泉であり、付加価値の提供に繋がると私たちは信じています。お客さまの最良のパートナーとして、夢や目標の実現をサポートし、お客さまとともに豊かな地域を創造していく、これがエリア担当者に課された最も重要なミッションです。
営業担当
主に店舗内での業務を行う預金担当と融資担当があります。
預金担当
預金担当の仕事は「テラー(窓口業務)」と「後方事務」の大きく二つにわかれます。
「テラー」
しののめ信用金庫の顔として、ご来店されたお客さまを最初にお迎えするのがテラーです。各店舗の窓口において、預金口座の開設・解約、入出金、税金や公共料金の納付、振込、住所変更の受付といった多岐にわたるお手続きを、お客さまのご要望に合わせて臨機応変に対応します。また、お客さまとの会話からニーズを引き出し、ニーズに応じた保険商品や資産運用のご提案を行います。親切・丁寧な対応で、お客さまとしののめ信用金庫を結ぶとても大切な役割を担っています。
「後方事務」
窓口でお受けした諸手続きの事務処理を担当します。窓口の混雑状況によっては、テラーのサポートにも入ります。その他にも、出納(店舗内の現金管理)、庶務(経費支払などの事務)、エリア担当から預かった事務処理など、支店全体の幅広い仕事を担う重要な役割です。後方事務の仕事では細かな事務処理が数多くあるため、常に正確かつ効率的な仕事が求められます。
融資担当
お客さまからの融資のご相談、お申込み、審査など一連の融資業務に携わります。事業先のお客さまからは設備資金や資金繰りのご相談、個人のお客さまからは車や住宅ローンのご相談など、お客さまによって相談内容はさまざまです。経営状況や収入状況といった数字で表される定量的な要素だけでなく、経営方針や将来設計など目には見えない定性的な要素を踏まえた上で、最適な融資提案を行います。お客さまの事業や人生の大切な場面に立ち会うことが多く、責任重大ですが、その分やり遂げた時には大きな喜びを感じることができる仕事です。
本部ではさまざまな業務がありますが、ここでは二つの部署をピックアップして紹介します。
法人営業部
法人営業部の仕事は、事業先の新規開拓や融資提案を行う「金融支援」と事業先の課題解決をお手伝いする「本業支援」の二つが大きな柱となっています。本業支援とは、「単なる資金の仲介にとどまらない、売上向上・製品開発など企業価値向上に資する支援」を意味します。現在、中小企業のお客さまは、少子高齢化社会の進展など社会環境の変化を背景に、売上の低迷、後継者不在、人材不足など多くの経営課題に直面しています。法人営業部では、ビジネスマッチングや事業承継支援、外部専門機関との連携による人材支援など、さまざまなニーズに対応するため、豊富な支援メニューを用意し地域の課題解決に取り組んでいます。
営業統括部
営業店のサポート役として、さまざまな業務の統括・管理を行う部署です。営業活動の推進や実績管理はもちろんのこと、年金・投資信託・保険の統括管理も行っていることから、本部の中でも営業店やお客さまとの接点が多いことが特徴です。資産運用セミナーや、子ども向け金融教室の開催など、お金にかかわる知識を地域に広げる活動にも力を入れています。2020年10月には、土日営業・完全予約制の個人総合相談プラザ「ha na soh(はなそう)」をオープンし、資産運用・各種ローン・年金・相続など、お金にまつわる幅広い相談にお応えしています。